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「仕事上の恨みというのは、常に存在するけど、爆破というのは異なるよね」
仕事上のトラブルで、爆破によって、解決したものは何もない。
信哉は、爆弾の種類や製作方法まで、既に調べていた。
K商事に使用された爆弾は、爆発するという意味では爆弾であるが、
威力は小さいものだった。
しかし、そこで怖い事は、爆薬などを使用しないで製作されていたことだ。
「バックドラフトのような爆発もあるだろう。これは、そういう類だった」
最初にエレベータ内を密室とし、中で爆発したが、酸素不足の状態になっている。
そこで、開いた階で、爆発するような状態になっていた。
置いた紙袋は、カモフラージュにも近い。
社長室へのエレベータであったので、可能性としては社長が狙われていた。
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