188人が本棚に入れています
本棚に追加
「お腹を壊さないようにね」
そう言いながらも、信哉もガブ飲みしていた。
「冷たくて、美味しい!」
凛とした味なのだ。
賽銭を入れて、社務所に向かう。
そこで、お守りを購入していると、信哉が驚いていた。
「人がいるのか……」
「近所の人がボランティアで、時折、いるのですよ」
ここのお守りは、御神木の折れた枝で作成している。
身代わりの木札で、板に身代わりと文字が書かれ、赤い紐を通しただけのものであった。
「お守りを購入するのか……」
「ここのお守りは特別ですよ」
これもオカルトになるが、ここのお守りは特別なのだ。
俺は、古い木札を信哉に見せた。
最初のコメントを投稿しよう!