第一章 木の上の神様

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 シェアハウスで同居している慶松 士志郎(けいまつ ししろう)は、 俺の恋人でもあった。 まだ、付き合って浅いが、出会ってからは六年が経過している。 「どうしたの?慶松」 「雨で電車が止まって帰れないとかメールにあるから、心配しただけだよ。 雨は止んだ?」  窓の外を確認してみると、かなり小降りにはなった。
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