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「この木の下にはね、有真君と御調君がいた。氷花君を守っていた。
誰からも、奪われないように」
信哉は、どこから情報を得ているのだろうか。
ふと手を見ると、そこには、携帯電話があった。
いつの間にか、有真が地元のガイドをしていたようだ。
「皆が、氷花君の事を、神様が気に入って持って行ってしまうと言った。
ここには、そういう伝承があった」
有真と御調が、景色を元にナビしていた。
どういう経路で知り合ったのか、後で問い詰めてみようかと思う。
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