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「もしかして、俺……バカ?」
「お守りも買ったし、次に行こうか……」
次は、実家の予定であったが、時計を見ると、予定よりも早い時間であった。
ならば、もう一か所を回ってみよう。
「はい。次に行きましょう」
階段を降りてゆくと、遠くまで見える田に、風が吹いているように見えた。
自転車では苦労すると言いながらも、やはり自転車で走りたい。
真っすぐに進めずに、又、強い風に押されて走った自転車が懐かしい。
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