第九章 夏は草に埋もれて 四

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「すいません。すぐに荷物を降ろします!」  慌てて走った俺を横目に、信哉は手土産を母親に渡していた。 「お世話になります。これは、俺からで、こっちは俺の両親からです」  高級菓子のセットであった。 他に、静香からの手作りのクッキーがあった。 「ありがとう。こんなに沢山」
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