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誰への土産であろうか。
明日、再び祠堂を訪ねる時は、饅頭を持ってゆこうとしていたが、笹団子の方がいいのか。
「饅頭はダメですか?」
「そのホテルの正面に和菓子屋があるだろう。そこは団子が有名で、行列のできる店だよ」
ここがどこなのか、遠見は既に知っているのではないのか。
窓の外を見ると、ライトアップされた看板に、団子の文字があった。
看板はライトアップしているが、店は既に閉まっている。
「……朝一で、団子を購入します」
そこで、再び祠堂の説明をした。
「氷花君は、祠堂の保険金が気になるのかな?」
今度は画面があるので、首を振るとちゃんと伝わっていた。
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