第十章 夏は草に埋もれて 五

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 俺は車から荷物を降ろすと、居間へと運んだ。そこで、俺も両親に土産を渡しておく。 「慶松から、あれこれ持たされたよ」  母親は、慶松の品を見つけると、抱えて去って行った。 母が再び来ると、慶松と電話をしていた。口調からすると、かなり、気が合っているらしい。 野菜の話題や、レシピで盛り上がっていた。
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