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相田との約束は、見つけたら燃やすであった。
相田は、最初から俺が、この手紙を見つけると信じていた。
でも、相田が本当に見つけて欲しいのは、手紙ではない。
相田自身ではないのか。
「間違った。俺は、庭を探すのではない」
雪が降ったら、春まで見つけられない物は多い。
遭難者もそうで、春に見つかる。
夏草は、手入れをしていない場所では、あっという間に伸びる。
山なども、道以外は迷宮になってしまう。
「夏は草に埋もれる……」
俺は、端末を出してくると、昔の写真を眺めてみた。
小学校までは、相田との写真も多い。
高校となると、相田との写真はかなり少ない。
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