第十章 夏は草に埋もれて 五

13/30
前へ
/604ページ
次へ
 何故、飴玉を埋めたのかというと、肥料になると思ったのだ。 他に、栄養ドリンクも与えていた。 俺は、御神木に登って花火を見る計画を立てていた。 御神木には元気でいて欲しかったのだ。 でも、その後に骨を折り、登ったのは神社の境内の御神木で、しかも翌年になる。 「明日、行ってみるか……」  今日は、信哉の歓迎をしなくてはならない。
/604ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加