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ここまで怒られて分かったが、仁美は昨日案内してくれた女性ではない。
でも明るい事だけではないようで、事務所には誰かがクレームをつけに来ていた。
「連鎖廃業すると言って、怒っているのですよ」
この工場は長く続いていた。
ここでの収益が、永遠に続くと思っていた会社もあったのであろう。
俺は野菜のお礼に、仁美に団子を渡してみた。
「あら、これ、並んで買ったの?おいしいのよね!」
他の団子も取られてしまったが、代わりにクッキーを補充してくれた。
「家で食べてね。野菜がおいしいクッキーなのよ。
ここで、通販しているから、皆にも配ってね」
すっかり営業されてしまった。
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