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「そうか……私も行こうかな……」
それは、遠慮願いたい。
やはり、川越は上司であるので気を使う。
「いいえ、俺だけでいいです!」
「喜島が行きたがってね……」
川越がため息をついていた。
企画課に到着すると、松葉杖を机の横に置く。
端末を見ていると、他の問題も起きていた。
祠堂の工場は閉鎖するが、ボヤの火事が発生していた。
放火のようで、犯人は捕まっていなかった。
辺見は、妻の朝子に自殺された事で、傷心してしまい開発も進んでいなかった。
「楽斗さん、殺したのならば後始末もして欲しいですよ」
すると聞こえていたかのように、事件に続報が入っていた。
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