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他に、遠見からも資料が届いていた。
「……え……」
遠見の資料によると、君島は週に三回程、家事のヘルパーを頼んでいた。
それが珍しく男性であった。
その理由は、自分が居ない時間に家に誰かがいるのが嫌で、頼むのが夜になってしまうので、
男性にしたという。
家事のヘルパーには、掃除と洗濯、夕食と朝食までを頼んでいる。
その男性は、啓一に少し似ていた。
しかし、啓一よりもかなり年は上になる。
資料の写真では、君島と一緒に縁側に座っていて、まるで夫婦のようにも見えていた。
君島は、家事ヘルパーの男性を優しい目で見ている。
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