第二十二章 遠い雷鳴 二
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事情を知った川越と、何故か信哉がやって来て、あれこれ指示を出して動いていた。 「しっかりしなさい、氷花君」 川越に、肩を叩かれて上を見た。 岩崎がどうなったのか、聞かなくてはいけないと思いつつも、 拒否してしまっていた。 俺と慶松は並んで座らせられると、毛布をかけられていた。 見ると、自分の手が蒼白で、しかも震えていた。
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