第二十二章 遠い雷鳴 二

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「岩崎君は、即死だった」  川越の言葉に、俺は涙が止まらなくなる。 俺と出会わなければ、岩崎は死ぬ事はなかった。 「佐倉君も即死で、もう、真実は分からない」  雷が偶然だったのかも、今となっては分からない。 「皆で病院に行こう。そこで、岩崎君に会いましょう。それから、 岩崎君の家族に連絡を取りましょう」  川越は、佐倉の存在で、俺の心配をしていた。 俺の家の状況を確認していたので、事故を知ったという。  そこで、浅見も俺の状況を知ってしまい、泣いて信哉に報告をした。 そこで、信哉がここに来たという。
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