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「岩崎君の家族には連絡をした。佐倉君には家族はいないけど、
父親の相田さんには知らせておいたよ」
信哉は、てきぱきと処理をしていた。
しかも、警察からも事情を聞き、刃物は持っていたが、パン切り包丁であったので殺意はなく、
事故で処理されると聞いていた。
「……事故、ですか」
口論はあったが、殴りあってはいない。
雷が原因であるので、事故なのかもしれない。
「岩崎は、俺達を守っていました」
いつも、守っていてくれた。
これからも、守ってくれると思っていた。
俺も、岩崎を守ってゆこうとしていた。
こんなに簡単に、未来が終わるなど、考えてもいなかった。
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