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病院に到着すると、岩崎と楽斗は、同じ霊安室に寝かされていた。
遺体の損傷が激しく、見ない方がいいという。
でも、俺は岩崎を見ていた。
岩崎と出会ってから、まだ数か月しか経っていない。
でも、既に一生の親友であり、兄弟のような気がしていた。
岩崎は、俺の家族であった。
「……痛いよな、岩崎、俺、痛みを取れる」
もう、岩崎は痛みを感じていなかった。脳の光が消えている。
岩崎の脳は、暗闇のようであった。
手を握ろうとすると、包帯で保護されていた。
首も胸も、包帯で巻かれている。
顔は出ていたが、燃えてしまって誰なのか分からない。
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