第二十二章 遠い雷鳴 二

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「明日には里見も帰って来るよね。誰か、ヘルパーを頼もうか?」  日中は、この家には誰もいないので、里見だけでは心配であった。 「そうだね」  岩崎が居ないという事に、実感が沸かない。 でも、思い出すだけで、泣きそうになる。 「……寂しいよね」 「寂しいね……」  慶松も、泣きそうになっていた。
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