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「岩崎さん程ではありませんけど、俺も、用心棒には最適です」
御調は、見た目が怖いので、用心棒にはいいかもしれないが、俺の心がついてゆかない。
岩崎を失ったばかりで、すぐに次とはいかないのだ。
「三日後に越してきます」
御調は言い切ると、帰って行った。
俺は慌てて慶松に相談しに行ったが、慶松は知っていた。
「御調君でしょ。御調君の両親にも頼まれたよ、家事炊事、洗濯も出来るから、
住ませてくださいと。この周辺の家賃が高いので、困っていたそうだ」
御調の両親も承諾済であるのか。
しかし、どうしてこう、男ばかりと同居になるのであろう。
「それと、岩崎の家族が、俺達は葬儀に来なくていいってさ。親族だけで済ますそうだ」
家族葬をしたいと言われると、俺もどうしょうもない。
家族だけでお別れをしたいという気持ちも、よく分かる。
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