第三章 木の上の神様 三
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会社に戻ると、川越に土産を渡した。 「お、団子か!ここのは、美味いよ」 川越が、すぐに封を切って食べ始めるので、俺は慌てて茶をいれる。 「あ、もう一箱あるのか。喜島(きじま)にも渡してやるか」 どうして、ここの人達は勝手に土産を漁るのであろうか。 遠見の分を隠しておいて良かった。
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