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「他にもね、喜島の子供の通学路で,無人の車が衝突事故を起こしている」
社長業というのも、かなり大変らしい。
自宅も警備会社と契約しているらしいが、庭や自宅に侵入というのも発生していた。
そこで、喜島は川越の心配をしているらしい。
川越は、経営者ではないので、平気だと言っているのだが、喜島は了承しない。
喜島は川越に、暫く一緒に暮らしたらどうかと提案していた。
川越には妻子もあるので、丁寧に断っているらしい。
でも、それだけ過激な逆恨みが発生しそうというのは、
喜島の読みのほうが合っている気がする。
「氷花君、定時だよ。疲れたでしょう。帰ってもいいよ」
定時ならば、俺は帰れる。
でも、柴田の報告書を読み、俺は企画書の原案をまとめてしまった。
「氷花君、僕は帰るよ。もう温科君の姿もないからね」
企画課は、もう皆、帰宅してしまっていた。
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