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「あ、行ってらっしゃい。遅くなるようなら、電話して。迎えに行くから」
慶松は過保護であるが、俺も同じ年の男であるので、心配は無用であろう。
「大丈夫だよ」
着替えて遠見相談所へ行くと、同じく心配されてしまった。
「あれはテロではないでしょう。ただの、逆恨みです。
それよりも、こっちを調べてください」
「え、爆破でしょ。気にならないの?まあ、氷花君がいいなら、いいけど」
会社の爆破なのか、テロなのかは、警察が調べているので任せていればいいのだ。
俺は、それよりも辺見 孝太郎が誰なのか知りたかった。
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