第三章 木の上の神様 三

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 仕事で行ったので、余り詳しくは聞かなかったが、叔父とは辺見ではないのか。 「では、まず、辺見の事件からだね」  遠見が調べ出すと、色々と分かってきた。  まず、辺見は婿養子であって、妻の名字に変わっていた。辺見の旧姓は佐藤といった。 しかし、佐藤も婿養子の名字で、更に遡ると、祠堂であった。 「やはり、叔父ではあるのか」  入れ替わった証拠はないが、辺見が叔父であることは分かった。 他に、辺見のトラブルも見えてきた。
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