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「さてと、氷花、少し慣らしておこうか」
自宅の風呂場でしたくないが、慶松が俺の髪を湯で流すと、そっと後ろから抱き上げてきた。
温まっているので寒くはないが、洗い場のタイルの上に、押さえ込まれてしまった。
上からシャワーを浴びながら、俺の中に指がやってくる。
そうかと思うと、石鹸の泡で優しく洗ってもいた。
「少し、柔らかくなったかな?」
「……使用されているからね」
何度も思うが、そんな場所を使用するようになるとは思わなかった。
特に意識していた場所ではないのに、使うようになってから特別な場所になった。
「でも、ピンク色でビクビクしていて、可愛い」
そんな場所を可愛いと言われても困る。
シャワーを絞られて、集中的に洗われていた。
シャワーが当たると、水が中に入りそうで、唸ってしまう。
すると、慶松が余計にシャワーを当ててくる。
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