名前

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僕はベッドから起き上がり、「タイトル」を手に取った。 あれから彼女はこの本について何も訊いてこない。僕もあれ以来感想を伝えていない。 この先に、今僕が知りたいことが…… あの本屋に入った理由。彼女と出会ったわけ。 彼女の……あれ? 彼女の名前………… 「名前、聞き忘れてる!」 瞬間、僕は家を飛び出していた。
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