0人が本棚に入れています
本棚に追加
その日の夜から私は熱を出し、しばらく学校を休みました。
体調が戻って学校に行ってみると友達は来ていませんでした。あの日、家に帰った彼女は病気になって亡くなったそうです。
今迄、忘れていて声の事は誰にも話していませんでしたが、10周忌に彼女の母親から亡くなった時の話を聞いて思い出しました。
そして、あの時、返事をしていたら彼女と同じ運命だったかもしれないと思い、ゾッとしました。
あの声の主が何なのかはわかりません。ただ、友達が安らかに眠れていることを願います。
最初のコメントを投稿しよう!