夏が背中を押してくる

3/3
前へ
/18ページ
次へ
「パーティー?!100億円?!」 綾花は少女漫画やドラマの世界みたいなお誘いに、瞬時に熱くなった。テンション急上昇!声のトーンまでぐっと上がり、パァっと花が咲いたような笑顔になった。 「そうそう♪私もお友達から誘われてさ♪綾花ちゃん、一緒に行こうよ♪優香ちゃんも誘った!」電話の向こう側もルンルンだ。明らかにテンションがいつも以上に高い。峰不二子ばりのナイスバディ美人、梨菜からのお誘いに、綾花は悩む間も無く返事をした。 「もちろん!行く行く~♪」 いつもならダブルブッキング飲み会を避けてスケジュールを埋める綾花も、さすがに今回ばかりはそうはいかなかった。自ら進んでダブルブッキングした。だって、100億円!!パーティー♪
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加