あぁ、書店員はつらいよ

4/6
前へ
/6ページ
次へ
捜索開始、5分後 「あ、ありました!これですよね!?」 スタッフの一人が1冊のコミックを手に持っている スタッフ頭の中で一斉に某有名RPGゲームの勝利の音楽が流れる 全員の経験値が3上昇 コミックを見つけたスタッフは瞬間的なものだが、我々コミック班の勇者になる 見つけたスタッフからコミックを「ありがとう」と言い受け取ると、あわててお客様の元へ急ぐ 「お待たせいたしました。お問い合わせの商品はこちらですか?」 コミックを差し出しながら、お客様の様子をうかがう 「あ、これです。ありがとうございます」 満足そうにしながら、受け取るとレジの方へ歩いていった ふ~、ミッションクリア!! あ、やべ!コミックの品だしの続きしないと ーーーー ーーーーーー ーーーーーーーー どの本でもそうなのだが『商品ランク』というものが存在する 特にコミックはそれがハッキリとでる A級、B級クラスはドラマ化・アニメ化等メディア化になるもの、なっているもの(現在進行形)や今、勢いのあるものに与えられる階級だ C級になるとまぁまぁ、売れるかなという階級 そして、A級・B級クラスをしのぐ階級がS級クラス! これは海賊をテーマにした仲間や友情をメインに書かれている某コミックが有名だ 先輩曰く、こいつが発売される時は、午前中いっぱいレジのセリフが「420円になります~(当時、コミック1冊分)」しかない時もあったらしい 恐ろしいや、S級クラス!!
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加