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あの時君はなんて言ったの？
クルクル回る観覧車の中でそれは伝わることも無く終わった
その後、君は…交通事故で僕の元から消えていった
「行ってきます」
これでもかって言う位の青い空のした
少年は欠伸をしながら家を出る
「はぁ…あっついな」
雨でも振らないかと思いながらも学校に続く道を歩く
すると後ろから
「おはよー秋君？」
「元気だな夢」
幼なじみの夢が偶然通りかかる
「挨拶は？」
「はいはい…おはよーおはよー」
「一回でよろしい！」
「お前は俺の母親か」
なんていつもと変わらない話をしながら登校する
小さい頃から散々歩いたこの道を
色々染み付いて離れないこの道を
「そう言えば…明日だよね…」
「…ん？」
「桜が交通事故に…」
「そっか…もうそんなに経つのか…」
「うん…私は…あの日…傍にいれなかったけど…」
「俺らは大事な奴を失った…」
「…」「…」
2人が沈黙しながら歩き続ける
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