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私、伊東 香織、中学３年生。
テニス部に所属してたけど、もうすぐ受験だから引退した。
テニスはそんなに上手い方じゃなかったけど、結構情に厚いって言うか、割りと面倒見はいい方だったので、そこそこ後輩には慕われた方。
もうすぐ偉大なる神、メタルホンが降りてきて町中を破壊すると思うんだ。だけど私負けない。プリン食べたいし。
あーごみ捨てだりぃ。ペットボトルってさ、いちいちラベル剥がして水で洗って、キャップ分別するのめんどくさくない？まじいらね。
メタルホンは見た目、虫みたいな、蛸みたいな、とにかくマジキモいのね。触角とかもある系。
それで人間なんてみんな串刺し。めざしみたいに何人も連なっててマジうける。最早芸術。
だけど私、ミミンポから『魔法少女になって』って言われちゃったから。
しかたないな。
ミミンポはウサギのヌイグルミみたいで可愛いんだ。声はおっさんだけど。まるこのお父さんみたいな声。
ああ怠い。テニス部なんて入りたくなかった。
久美子ムカつく。メタルホン最初久美子殺ってくんないかな。
そんなこんなで、私、魔法少女になります！
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