疑問

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「ココハ、、、ドコダ?」  赤茶、こげ茶、薄茶色の煉瓦で敷き詰められた歩道の上、うつぶせに倒れていたその男はゆっくりと立ち上がり、あたりを見渡した。  耳鳴りが激しく頭痛も酷いが、少しずつ意識がはっきりとしてきた。  スマホをポケットから取り出して時間を確認する。  (23:50)  あたりがやけに明るいのは、等間隔で並ぶ街灯のせいか。 「俺は、なにをしてたんだ?」
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