一章       学園生活                

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「学園?なぜ?」 心底不思議そうに首をかしげると 「上のほうからな、お前が学園さえも出ていないと示しがつかんということを言われて  な」 なるほどそういう訳だったか..。 【うーん、どうしようか。  学園かあ。少し行ってみようかな】   「いいですよ。行っても」 少し考えて答えを出し伝えるとマスターの顔が凄い笑顔になっていた。 「そうか!行ってくれるか!」 ここまで言うとマスターは机に顔を伏せた。 「マスター?」 不信に思い近ずき顔を覗くと慌てて顔をあげた。 「不用意に顔を近がずけるんじゃない!  お前は顔美形なんだっ。男でも惚れそうになるんだっ。」 俺はマスターの言った言葉が気になり顔をじっとみる。 すると慌てたように手をブンブンと振り言い訳をしてきた。 「勘違いするなよっ!俺に男の気はない!信じてくれ!」 ここまで言って疲れたか肩で息をしていた。 「知ってますよ。大丈夫です。とりあえず落ち着いてください。」 しばらくして落ち着いて来たのか話始めた 「で、さっきの話の続きなんだが本当にいいのか?八帝会議にも欠席するほど周りとかか  わるの苦手なんだろう?」 マスターは俺の事を心配してくれていたんだ。 「大丈夫ですよ。苦手というだけで嫌いなわけではありませんから。  あ、あと今日の八帝会議には出席しますよ。」 そう言うとマスターは目を見開き 「そうか。出席してくれるのか。ごめんなまだ16なのに帝という地位についてもらっ  て」 「別に気にしないでください。帝に就いたのは俺の意志です。」 そう言うと安心したように落ち着いた。 「ふう、では学園のことなんだがもうすでに学園長には話をつけてある。  だからレオンは明日からレフラール学園へ行きなさい。」
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