それでもキミが

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「里利子」 あたしの頬に手で触れる。 「…ん?」 「かわいい」 あたしの顎をクイっとあげて、マサの唇を重ねる。 「マサ…」 「オレのものでずっといろよな」 「離れるわけがな…んっ」 あたしの言葉が言い終わる前にマサからのキスの嵐が降ってくる。 言葉よりもあたしへの気持ちが伝わってくるようなマサのキス。 「名前、よんでみて」 もう一度呼ぶのかと、恥ずかしくなりながらも。 「真希…んっ」 呼んでみればまた唇を重ねられる。 「名前呼び反則すぎるからやっぱいいわ」 「反則って」 「いつもと違うってやばいわ」 なんて頬を赤らめる。 「真希、ずっと一緒ね」 赤くなるマサがかわいいてわざと名前を言ってあげる。 「うーーー」 なんてあたしの胸に顔を埋めてるマサが可愛くて愛おしくて仕方なかった。 どんな出会いだって たとえあの日本屋さんで出会ったのが真斗さんでも。 あたしにとってはあの日出会ったのはマサでしかないのだ。 これからもずっとずっとマサを好きでい続ける自信があるよ。 -Fin-
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