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「日織ちゃんかっこいい~~!! 私にも今度やってほしい……!!」
「ていうか氷河ずるいんですけど!! そこ代わって!!」
にわかに色めき立つ女子ども。
一方咲夜に詰め寄られた俺はというと、心の中で歯ぎしりしまくっていた。
なんでかというと。
(『君のことでさえ、俺は今すぐにでも虜にできるよ』って、その台詞書いたの咲夜じゃなくて俺だから!!! 『こいしず』の作者は俺!!! 勝手にいいとこだけ横取りすんな!!!)
ほんとこいつ腹立つ。クラスのみんなの前だから顔には出さないけど。
そんなこんなで、俺と咲夜の脚本バトルが勃発してしまうことになったのだった。
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