一、

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小さな物音で少女は目を覚ました。 トントンとした叩く音はやがて鋭い音へ変わる。 窓ガラスを引っ掻く様な音だと思った少女は、ベッドから起き上がると音のする方へと静かに向かった。 もう夜だが、窓から差す月光が部屋を明るく照らしている。
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