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プロローグ
「暁ちゃん早く!始まっちゃうよ」
「うん、今行くー」
俺は風を切り裂くような音にビックリして
グラウンドに向かう途中に体育館をのぞいた。
そこにはバトミントン競技の意外な激しさとスピードが有った。
スゲーエ!
食い入る様に見ていると、先を急ぐ健ちゃんに催促されたのだ。それでも動けずにコートに釘付けになっていると、チームの中でも強烈なスマッシュ打ってた奴が何やら怒鳴っている。
「風が入るからマネージャー体育館のドアしめろょ!」
は……?そんな怒らなくったって。
「すいませんっ」
マネージャーらしき女子が走ってこちらに向かって来た。奥ではすごい目でさっきの奴が睨んでいる。
何!?感じ悪すぎ…
(強烈なスマッシュ打ってた)
は、全面撤回!
マネージャーが走ってこちらにたどり着く前に
俺は健ちゃんの後を追った。
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