#13 めげるなメロス

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#13 めげるなメロス

王に捕らえられたメロスは妹の結婚式に出るため王と交渉した。 「ただ、私に情けをかけたいつもりなりゃ」 メロスは、ひどく赤面した。 メロスは親友のフィロストラトスを人質に、三日の猶予を与えられた。メロスは自分の村へ走って向かう。 初夏、満天の「ふぐっ」 メロスはこけて、がくりと膝を折った。 メロスは、ひどく赤面した。 処刑場に間に合ったメロスは眼に涙を浮べて言った。 「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 珍しく噛まなかったが友からの返事が無く、おかしいと思ったメロスは涙を拭い、フィロストラトスを見た。 大臣だった。 メロスは、ひどく赤面した。
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