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ハワイに行くと言っても、ハワイに行く手段に限りがあったのだ。
というのも、UFOからの地球破壊宣言を受け、世界中でUFOをやっつけるという動きがあった。
そして世界中のあらゆる軍隊がUFOに対して攻撃を仕掛けるようになった。
しかし、すべては無駄なことだった。
UFOの周りには目に見えないバリアが張られていて、どんなにすごい兵器を使っても、巨大UFOには傷さえも与えることが出来なかったのだ。
さらに悪いことに、地球人が攻撃をしたこと怒ったUFOは、地球上のすべての飛行物体に対して攻撃をしてくるようになってしまった。
それによって飛行機でハワイに行くことが絶望的になったのだ。
そうなると残る手段は船しかなかった。
まだ船は攻撃の対象になっていない。
だけどUFOは太平洋に浮かんでいるので、攻撃されるリスクは十分過ぎる程あった。
しかし、私にはそのリスクを冒してでも行く覚悟があった。
そして7月17日の海の日。
私、父、母、兄の4人は、ハワイに骨を埋めるつもりで日本を旅立ったのだ。
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