相当好き。 則本哲太

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可愛いくて愛おしくて、でもどこか憎たらしくて 「抱いていいか?」 「何を今更……っん……良いって言う前に……んっ触ってんじゃねーよ」 「触って欲しかったろ?」 ライトが明るいまま卓の服を全部剥ぎ取り、髪の間から指を入れ頭を強く掴みキスをした。 ヂュル…… 卓も俺の舌に自分の舌を絡ませてくる。 目の前に居る卓全部が欲しい。 濃厚なキスをしながら、全身を触りたくて、色んな意味で一つになりたくて、手に力が入り過ぎてしまう。 でも、卓の俺の背を抱く手にも力が入って居て、同じだけの引力を感じた。 おでこにキスして鼻の頭にもキス。 こんなまどろっこしい事今まで無かった。 前戯はサクッと……お互い達するのが目的みたいなセックスとは訳が違う。 ジッと舐めるように卓を見つめると、熱を帯びた表情に俺の股間も熱くなる。 たまらくなって、その瞳にもキスをして更に眼球にさえ舌を入れた。 「や、……痛い。お、お前、相当俺の事好きね」 「ん、」 「だってそうじゃなきゃ目ん玉なんてなめねーもん」 「うるせーよ」 余裕無くまた唇にキスをすると同じく卓もキスを返して来る。 身体を触り、胸の突起した部分を強くしゃぶり、吸う。 「んあっ………」 卓から甘い声が漏れて、尚激しく吸い付いた。 「ん、あっ……そんな吸うな…っと、取れちまう」 言うことが可愛いくて逆効果。もっともっと激しく攻めたくなる。 「ヂュルッッ……取れねーよ」 卓の太股に手を伸ばし掴む。 ああ……この肌の感触。 尻まで手を伸ばして強く揉みしだきながら、卓のものを咥え込んだ。 「んっ、っ!あっ……や、やめ、ろよ」 「ジュルッ……」 「そ、そんな事いつもッ……くはっッ……あッ……しねーだろ。あっっ、き、汚いからぁ……」 「ジュルッチュ…綺麗だよ卓」 レロレロと裏側を舐めながら卓を見上げると 顔を真っ赤にして涙目になって居た。 ドクン。欲情した顔に心臓が激しく脈を打つ。 「ジュルッルッーー」 わざと唾液を多めに出し、 わざと音を立てて吸い上げた。 「ッアッッッ……!」 口の中にドクリと卓のを受け止めた。
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