小さくても元気が１番！！ー高齢出産育児奮闘記ー

一大決心

会計を済ませ、母親教室の予約をして２週間後の妊婦健診の予約もして帰った。

「えぇ病院やったなぁ」

翔がそう言ってくれて本当に良かった。

翔が気分害すかも、と、自分だけで判断せず、最初に話しておけば楽しい妊婦生活を送れたはず。

でももう残り２ヶ月。

今までの辛い生活が悔やまれた。

でも後の２ヶ月、悔いのないように過ごしたい。

海翔と一緒に一つの体に居られるのはあと少しなんやから…

妊娠すると最初は早く産みたい、早く会いたい、早く顔が見たいと思うけど、少しずつ成長していき、段々お腹が大きくなって胎動を感じるようになり、出産が近づいてくると、なんだか離れるのが寂しくなる。

もちろん早く会いたいし抱いてあげたいけれど、お腹の中での十月十日は凄く貴重な時間で…

寂しさすら感じるようになるのだ。

この世に宿った命。

ここまで順調に育ってくれた大切な命。

私たちを選んでやってきてくれたこの子の為にも悔いのない生活を送りたい。

そう翔にも話しながら帰った。

翔も前の結婚の時の子供はいるけれど、奥さんが酷かったしいつも会話もなかったから関心もなかったし奥さんからも妊婦ってこんなのって話をしてくることもなかったらしい。

だから何もかも初めての事のように私の話を聞いてた。