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翔も明日仕事なのに起きてくれてた。
夜中の0時過ぎ、トイレに行くと出血が少し増えてた。
翔の事も気になるし赤ちゃんが心配。
だから私はもう1度病院へ電話をした。
胎動もあまり感じないし出血が続いてることを伝えて、今から来るように言われたから直ぐに翔と病院へ向かった。
夜中だし道も空いてたから直ぐに到着し、病院へ急いだ。
夜間入口のインターホンを鳴らし名前を伝えると直ぐに鍵を開けてくれて中に入った。
そのままいつもの診察室に入ると当直の女医先生だった。
内診台へ座り診察を受ける。
「子宮口が3センチほど開いてるけどそんなに心配する程じゃないと思います。一応念の為赤ちゃんの心音を測る機械つけますね。別の部屋に案内するので外で待っててください」
私は返事をして着替えを済ませ、外で待つ翔の元へと向かった。
翔の隣に座り、説明をした。
「子宮口って開いてても大丈夫なん?」
翔がそう聞いてきた。
「3センチくらいならそのまま予定日まで過ごせることもあるよ」
そう話して静かに待ってた。
しばらくして助産師さんが来て2階へ案内された。
陣痛の控え室みたいな部屋に通されてお腹に機械をつけていく。
「このまま30分測りますね」
そう言ってまた見に来ますからと言って出ていった。
翔と不安になりながら時間を待つ。
自然と会話も減ってきた。
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