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ヤバイヤバイ!
絶対ヤバイ!!
透との電話が終わると、翼は頭を抱え込んでいた。
ヤバイ、マジでヤバイって!
確かに自分も相手がどんな人物なのか興味があった。
それが透からの誘いをはっきり断る事が出来なかった理由だ。
しかも「男らしく」なんて言われてしまえば、男心に火がつくってもんだ。
結局キッパリ断れないうちに透に良いように丸め込まれ、気づけば2週間後の土曜日に会う約束をさせられていた。
どーすんだよ?
電話でしか喋ったことないヤツだぞ。
しかも、ゲイって。
後悔している間にも時間はどんどん過ぎて行く。
翼は焦り始めていた。
……何とかしないと。
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