第4章

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黎斗「暗い話はこの程度にして、実は君に伝えたいことがある。」 栄徒「?」 黎斗「このイベントが終わったら我が社に来ないかい?いわゆる引き抜きというやつだね。」 栄徒「えっ?えぇ!?」 黎斗「私は君のことはファンとして・・・そしてビジネスパートナーだと思っている。だからこそ君が欲しいと思っている。」 栄徒「あの、えっと・・・」 黎斗「答えはいつでもいい、気が向いたら答えてくれ。では」 ガチャっ・・・ツーツーツー・・・ 栄徒「え、えぇぇぇぇ・・・」 ・・・ゲンムコーポレーション社長室 黎斗「ふふっ、我ながら情熱的すぎたか。しかしあの水晶のような心を持つ彼がどうするのか楽しみだな。・・・さて」 フフ、と不敵な笑みを浮かべ・・・パソコンに向かう。 黎斗「(ハッキングのことを博士に話した際に博士はなにかを勘づいていた・・・そしてこのデータが送られてきた。)」 ディスプレイに映るのは一つの大きめの銀のガシャット 黎斗「(ブレイブデュエル内で効果を発揮するデータからこのガシャットを作成したがまだ完成ではないな、決定的に足りないものがある。・・・そんなことはまぁいい、とにかくだ)」 黎斗「犯人よかかってくるがいい、この神に楯突いたことを後悔させてやる!!ハァーッハッハッ!!!」 社長室から響く高笑いに社員一同は「またか」と思いつつ仕事に励んでいた。 ・・・その頃の栄徒 栄徒「え?今日は泊まりませんよ?ごちそうになりにきただけですし・・・!?ちょっと待ってください!泊まります!泊まりますから!」 テスタロッサ家に宿泊が決定していた。 しかしこの時栄徒はまだ知らなかった。 翌朝借りた布団のなかにフェイトがいることを・・・ じゃなくて イベントがブレイブデュエルを揺るがす事件に巻き込まれることを・・・栄徒はまだ知らない
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