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アインス「途中から学校だったから抜けてしまったが今日はどうだった?」
栄徒「大盛況だったみたいです。今日は何人かのプレイヤーの人がエグゼイドに挑戦してきてくれて楽しくやれました。」
アインス「そうか、よかった」
栄徒「そういえばアインスさんとこんな風に話すのは初めてですね。」
アインス「そうかもしれないね。わ、私としては嬉しいよ。」
栄徒「?何故です?」
アインス「えっと、そ、それは・・・と、友達だからね」
栄徒「そうですね。僕アインスさん以外にこんな風に話したりする人いませんし。僕も嬉しいです。」
アインス「(ばかっ、私のいくじなし!・・・ん?)研究所の人とは話したりしないのか?」
栄徒「はい。仕事で怒られっぱなしなので・・・あんまり飲みにいって話したりはないです。」
アインス「そういえば栄徒はどういった経緯で研究所に?」
栄徒「えっと・・・高校を出て短大に入ったんです。その頃僕はゲーム会社に勤めたくてそういった技術を高めようと思ってて、ある日研修があってその時にお世話になったのが」
アインス「グランツ研究所?」
栄徒「はい、その時はびっくりしました。今まで勉強してきたこと以上の技術にたくさんの研究の数々、そしてなによりブレイブデュエルの可能性に」
ブレイブデュエルはただゲームとしてではなく離れた人と繋がったり、他に医療にも発展していく可能性があるのだ。
それを知ったからこそ・・・
栄徒「この研究所で働きたいって思ったんです。それで短大でたらすぐに就職して遂にブレイブデュエルは実装される段階になり今たくさんの人に楽しんでもらえるものになりました。」
アインス「夢を叶えたんだな」
栄徒「・・・いえ、叶えたかったですかね。僕はなにもしてないんです。製作に携わったといえばそうではありますけどなにをした?と言われたらなにもしてませんし。」
アインス「栄徒・・・」
栄徒「僕このイベント終わったら研究所辞めるんです。」
アインス「!!?」
栄徒「すみません、伝えるのが遅くなりました。けど、これ以上誰にも迷惑をかけたくないからせめて最後にこのイベントを成功させて恩返しがしたいんです。それで終わったらきっぱり辞めてしまおうって思ったんです。」
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