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・・・しかし栄徒は
栄徒「分かってます。大人として男としてちゃんと答えます。」
肩の痛みなど全く気にせずに答えた。
ここ数日間の出来事で成長した栄徒はあの時と今日のフェイトの様子を見て思うことがあった。
今日はそれを話に来たのだ。
プレシア「・・・その目なら大丈夫、それにちゃんと周りからの想いに気づいたのね。」
栄徒「ようやくですけど」
プレシア「じゃあもうフェイトの気持ちにも気づいてるでしょ?しっかり答えてあげて。」
栄徒「はい」
・・・奥に進む、そこには
フェイト「栄徒さん」
栄徒「フェイトちゃん、こんばんは」
長椅子に座るフェイト、机を挟んだ向かい側・・・ではなくフェイトの隣に座った。
栄徒「・・・約束通り聞いてくれないかな、僕の話」
そして話し始める。
栄徒「昨日アインスさんとディアーチェ、それに所長と話しをしたんだ。そしたら皆僕が優しいから優しくしてくれる、僕がいないと困る、僕が一人になるのをほっとけないって言ってくれた。もしかしてだけどフェイトちゃんも同じように想ってくれてた?」
フェイト「はい、栄徒さんが悲しいのは嫌なんです。」
栄徒「ありがとう・・・それでなんで僕が皆にそんな風に想ってもらえているのかって考えて気づいたんだ。お互い同じ気持ちなんだなって」
尊敬する人、友達、ライバル、栄徒を想ってくれる人たちはそんな人たちばかり
栄徒にとってはかけがいのない人たちだからこそ栄徒は喜んでもらいたい、と思い頑張れた。
その気持ちは相手も同じだったから
栄徒「僕が想うように相手も僕のことを想ってくれる。お互いに想いあう、だから相手のことをほっとけないって思って優しくなれる。その相手がいなくなるのは嫌なんだ。」
「自惚れなんかじゃなくて、実際に想いあう同士で話して感じることができたんだ。だからそんな気持ちにさせてしまったことを謝りたい。ごめんねフェイトちゃん」
フェイト「!!」
栄徒「そう思ったら今度は周りの人たちからの想われることがすごく幸せで嬉しいことだなって思った。」
グランツ博士にアミタにキリエ、ユーリ、レヴィ、シュテル、アリシア、プレシア、はやて、シグナム、シャマル
そしてアインス、ディアーチェ、フェイト
他にもたくさんの人が栄徒のことを想っている。
そのことがたまらなく幸せだと感じている。
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