第1章

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「・・・また、だ・・・」 疲れた体に鞭打って やっと辿り着いた家。 車から降りた途端、携帯が鳴る。 身も心も疲れきった私を追い詰める、 ほぼ毎日ある電話。 「はい、片瀬です」 仕事モードに声色を変えて 玄関の扉を開けながら電話に出た。 多分、この電話から解放されるのは 早くて30分後だ。
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