第1章

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今日だって、たすけて下さい!と言われても私には何も出来ないのに。 一向に学校へ行こうとしない息子に当たれない母親はその矛先を私に向ける。 結局、電話を切ることができたのは 一時間後だった。 「また、あの親さん?」 心配そうな顔をしながら、 母が遅い夕飯を運んできてくれる。 言葉を発することなくただ首を縦にフル私を見て、母はそっと立ち去った。 「宗介に会いたい」 ボソっと呟く。 母がいないことを確認してから。
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