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今日は、久しぶりにバイトがない。 俺のバイト先で、1才年下の男子学生の山本くんが、所属してるサ―クルの合宿に参加する為、2週間ほど休みを取った。その間、彼の代わりに俺が、ぶっ続けでシフトをこなした。それで、やっと今日、待望の休みをもらえたって訳だ。因みに山本くんが所属してるのはテニスサ―クルだ。 シオンやロイとも、同じ大学にいながら、しばらく顔を合わせてない。一応、俺も所属してることになってる、異世界研究サ―クルに足を運んでみた・・ 「ちぃーす、久しぶり。シオン居るか?」 返事がないのはいつものことだが・・なんだ・・この暗い雰囲気は? シオンは、相変わらず部室に不似合いな豪奢なソファーにいた。 ロイはシオンの横で茫然と立ち尽くしてた・・。 何か、また、よからぬ事が起きたのか ? 妖精絡みとか・・? 「シオン、なんかあったのか?」 シオンの手に、なにやら手紙らしきものが握られていた・・ 「武瑠・・大変なことになった」 ・・ 訃報か?滅多なことでは狼狽えないシオンの様子からして、余程のことが起きたらしい。 俺はおそるおそる、尋ねた。
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