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その、ケットシ―を捕まえて全身の毛をバリカンで剃って丸裸にして・・泥沼の中に放り込んだり酒樽の中に長時間漬け込んだりと・・他にも俺の耳が痛くなるような惨斬なことをしたらしい・・。 それで・・ケットシ―がシオンのところへ現在避難中てわけだ。 シ―やピクシ―の住み処である草原を焼き払ったり、ロイの種族であるエルフを木に吊し槍でつついたり、他の妖精たちにも酷いイタズラをして・・恐れられ嫌われてるらしい・・。 シオンはもともと日本人ではない。世界でも多くの妖精伝説が残る国、アイルランドで生れた。シオンの一族はその妖精と関係がある。その昔、妖精と人間が共存する世界があった。妖精と人間がともに平和に暮らせるように契約が交わされた。その、契約を守り妖精と人間のかけ橋として現存してる一族がシオンの一族だ。俄にわ信じられない話しだと思うが、妖精伝説が根づよく残る国ではの話しだ。 シオンとの付き合いは 10年程だが、最近まで俺も知らなかった。 ここ・・最近いろンな騒動に巻き込まれて知ることとなった。 さっきの話しだが、そのシオンの一族の人間が妖精に害を加えるなんて、とても信じられない話しだった。
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