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全身がびくびくと戦慄いていた。灼熱の飛沫が身体の奥を満たしていく。
熱い溜め息をひとつ溢すと、セルジュはコレットの肩に顔を埋め、汗ばんだ身体を抱き締めた。
「大丈夫、か……?」
肩で息をしながら、セルジュがコレットの顔を覗き込む。頭がぼうっとしていて言葉で返事ができなくて。コレットはセルジュの首に腕を回すと、まだ熱い吐息を洩らす唇に、唇で蓋をした。
――まだ、離れたくない。
啄ばむような軽いキスは、すぐさま貪るような激しいものへと変わっていた。コレットの指先がセルジュの男根に触れて、セルジュの指がコレットの秘裂をなぞる。劣情に濡れた瞳でふたたび互いにみつめあう。
「……まだ足りない」
ぼそりと呟いたセルジュが、堅くなった男根でコレットの蜜口に触れる。下腹部の奥が、きゅうっと疼いた。
結局それだけでは治るはずもなくて。
夜明け前まで散々激しく求め合ったあと、ふたりは身を寄せ合って眠りに落ちたのだった。
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